通信制高校から慶應経済英語合格点

・出身校

 小学校時代から不登校
 その後、普通の高校に入るも中退。
 通信制高校を卒業するも、自信を持てず入塾。

 代表も不登校体験者であることから、とくに手をかけて面倒をみている生徒。

・入塾時のレベル

 自学自習でセンター英語では120点ぐらいまではとっていたが、単語と構文を一通り覚えた後は、勘で解いている印象が強かった。また、少しでも発音が良くなると、それで満足してしまうような傾向も見受けられた。

 慢心させないために、右も左も分からない入塾時にあえて慶應レベルの英単語帳であるリンガメタリカを最初に解釈させてみたり、逆に実力がついてきた夏休み中にも青山学院大学の問題を解かせて、ある程度の自信を持たせたりした。

 数学に関しては、中学レベルまでは好きだったこともあり、ある程度習熟しており、また計算ミスも少なかったが、高校内容ではなじめる参考書が少なく苦労した。

 小論文に関しては、スマートな文章がかけずに苦労することがあったが、これも指導により改善してきた。

・現在のレベル

 慶大プレの英語では、指導済みの単語数レベルの大問では、すべて合格最低点を超えた。(慶應経済A方式では例年、英語の受験者平均点=合格者最低点となる傾向がある。)

 小論文・数学についても、対策が手薄であったことを反省して、順調に基礎を仕上げているところ。あとは、十月から始まる早めの過去問演習で弱点を知り、一つ一つ補強していくのみである。

・指導上苦労したこと

 夏休み中のスランプが大きかったように思える。

 基本的に、スランプの時期は単純作業、たとえば単語の確認テストや計算練習をするように指示しているが、この時、速読英単語必修編の基礎を固めることができたのは、あとあとになって良かったとは考えている。

 たにかく、スランプのときはインプットに専念すべきだということは、かねてより私の持論だったが、それが立証されたのが、この指導経験だった。

・一番のスランプ

 夏休みごろがピークだった。

 とにかく、勉強を親がお金が払っているからという義務感から、自分の目指している進路に向けた未来志向のものに変えていく必要性を考えさせられた。

 とにかく単純処理を繰り返し、いつのまにか読みたい英文は大体読めるという状況を作り上げることに専心し、この期間を充実の充電期間に変えることができた。

・いままでやった参考書

 速読英単語の必修の上級、および リンガメタリカと速読英熟語の解釈、音読、単語テスト。白チャート一式。慶應の小論文経済学部はすべて。

・これからこなす参考書

 アカデミックぐらいかな。

・成功した部分

 基礎を徹底したこと。

・失敗した部分

 数学の導入の参考書選びが決めかねた。いろいろ試してみて、青チャートと白チャートを分野別に使い分けることにした。細野がやマセマがあわなかった子のために、まずは教科書から始めさせることを学んだ。

・各教科の勉強法

 英語はとにかく音読して、確認テスト。

 数学は、例題をみながら練習をやる。答えは見ない。