ちょっとした遠慮

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　ちょっとした遠慮というのは、実は不登校児が社会復帰する上では非常に大切な要素だ。

　仲間と一緒に、先生と一緒に勉強していると、こんなことはしては行けないかなという自制心が生じる。そのことが、子供たちのちょっとした遠慮につながる。

　遠慮を身につけるということは、つまり、社会性を身につけるということである。

　不登校だと、親は自分のいったことをなんでもやってくれるがために、どうしても、社会性を身につけられなくなってしまう。

　それが、共同生活を送ったり、少なくとも先生から指導を受けるようになることで、またたくまに変わっていくのだ。