全国模試上位を三人出した! 小論文の書き方には「厳しい公式」がある!

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 このあいだ、新規の生徒から駿台では小論文の答えを丸暗記させると聞いてびっくりした。どうしてこんなことになるのか。小論文で出てくるテーマには、確かに七十ぐらいの典型があるが、それを覚えるよりも、どのテーマにも使える文章の型を小論文の問題を解きながら覚えた方が良い。
 実は日本では文章の書き方を指定されることはないが、アメリカではしっかり決まっている。それと、日本における小論文入試の課題文の論理展開を参考に小論文の公式を考えた。

 小論文の書き方は以下のとおりだ。

序・・・要約
共通・・・二つないしは複数の事柄に共通する出発点・前提について書く・
限定・・・それらのもつ違いを書く
逆接・・・それぞれがどのように対立しているかを書く
否定・・・それぞれが何を否定しているかを書く
対比・・・それぞれがどのように分けられるかを書く
言い換え・・・重要な概念には言いかえがなされているので、それを書く
不等号(比較)・・・比較してみる
例示の無視・・・たとえば、から始まる部分は無視
・・・課題文に印をつけてから、要約をやってみるのが良いです。


時代の軸・・・要約でまとめた事柄が、昔起きたのか、今起きたのかで、未来起こるのかで区別。
場所の軸・・・要約でまとめた事柄が、先進国で起きたのか、後進国で起きたのかで区別。
時代の流れ・・・以上から時代の流れをつかむ
未来予測・・・未来を予測してみる
極端化・・・その問題を極端にしてみる
問題発見・・・解決すべき問題をつかむ
なぜなぜ分析(重要)・・・どうしてその問題が発生したのか、三回ぐらい質問を深堀する。
問題解決策・・・根本的な問題の解決策を出す
利害関係者検討・・・誰かが一方的に損していないか考える。


妥協案・・・相手の意見から学ぶべき部分があれば学ぶ。取りいれられるかどうか。
破の要約・・・いままでの要約をする。
背理法・・・相手の意見をそのまま通したら、どのような社会になるかを想像。破綻を予想する。
論破・・・よって、自分の意見を取り入れるべきだと主張する。

 じつは小論文・レポートの書き方にはこのような厳しい公式がある。高校生段階ではこれさえ守れていれば、普通に代ゼミで七番とか九番とか、河合で十三番とか、Z会で九番とか、それぐらいは取ってきてくれる教え子ができる。